2013年8月21日水曜日

ランチOL部活動日誌@Ivorish(アイボリッシュ)

第9回ランチOL部活動日誌
日直:よだしゃん

 暑い日が続きますが、ちょっぴり朝と夕方は涼しさを感じられるようになってきましたね~♪
さて、8月21日のランチOL部は、福岡市中央区大名のフレンチトースト専門店「Ivorish(アイボリッシュ)」でした♪



 今年の6月21日にOPENしたばっかりで、オープン以来、いつも行例ができる超人気店です!!
 前々からすごく気になっていたので、朝からワクワクしながら集合時間5分前に到着。
・・・並んでる。お店の前に女子を中心にすご~く並んでる(涙)


確か、このお店は予約できなかったのでは?
と不安も抱きながら入ってみると、ランチOL部メンバーのHさんとTちゃんが席をとっててくれましたっ♡
話によると、午前10時から並んでくれたとのこと。えらいっ。感謝です。

店内は、白壁に木目のテーブル、緑で構成されたシンプルでナチュラルな雰囲気。
・・・女子にはたまらない素敵空間です~♡

メニューにも期待が高まるばかり。o(>∇<)o
お食事として楽しめるミールタイプと、フルーツと一緒に楽しめるスイーツタイプがそれぞれ5種類ほど紹介されています。
ランチタイムとあって、ミールタイプには飲み物のサービスも!

今日の私は、「エッグベネディクト」をオーダー。



生野菜のサラダもたっぷりついて、カリッカリのベーコンとチーズと卵の濃厚な味が美味しい~♪
たまらん感激です!!!

スイーツタイプのメンバーは「ベリーデラックス」「トロピカル」を・・・。

ベリーデラックス!!
トロピカル♪
フルーツたっぷり♡
生クリームも甘さ控えめで、美味しい~♪♪♪ヾ(*´∀`*)ノ゛
(しっかり、みんなで味見☆)

みなさんが揃ったところで、恒例のカタルタ自己紹介(^^)
(カードの裏には「つまり」「ちなみに」など、話を広げる言葉が記されていて、1つのテーマについての自分のエピソードを語るというもの)
自分は2回目の参加でしたが、みなさんの頭の柔軟性にほんとに驚かされます。


そして、今回のテーマは「夏休み」!!
サラリー女子には、とってもうれしい夏期休暇ですよね

楽しい、美味しいがいっぱい☆☆☆


久しぶりに休みがとれて実家に帰ったのに、しっかり寝込んでしまったHさん。でも、お母さんやご家族にしっかり甘えられていい時間だったみたいです(^^)

みんなが夏休みの中、誰もいない冷えたオフィスでのんびりお仕事のIさん、Tちゃん。おつかれさまでした。

実家の中国に帰って、たらふく故郷の料理をたべまくったSちゃん。
もう肉はしばらくよいです。と贅沢なコメントが聞こえてきました♪

その他、メンバーのいろんな夏休みのお話が聞けて、笑いも満載!!


不思議なことに、誰かの話のオチがつくたびに、お店をの壁にかかっている写真(イラストボード?)が、ガタッ!!
・・・なぜか、落ちる・・・。

↑後ろの写真。これから数分後、ガタッと落ちます…

あまりにもタイミングよく、何度も落ちるのは、写真も我らの話に参加してた???
ちょっぴり、真夏の昼のホラー???でした。

と、そんな1時間半でした☆

いろんな職種の女子と出会えるこのランチOL部。
本当にいろんな話が飛び出して、いい刺激!受けてます♪

今回も、新たに2名の新メンバーが参加しました。

普段、なかなか女子と話す機会がない。
外回りが多く、ランチは1人が多い。
お弁当が多くて、美味しいランチをひさびさに食べたい!
そんなあなたは、ぜひ!!!ランチOL部へ。
待ってま~す♪

※次回は9月2日(月)ランチを、夜ランチ?に代えて、福岡空港のビアテラス「ビアエア」で開催♪ビール三昧で~す。お楽しみに♡


ご興味のある方は、ビィーキFBにメッセージをお願いします♪
https://www.facebook.com/fukuokabiki 

2013年8月20日火曜日

ランチOL部活動日誌@Luxe ~ リュクス

第8回ランチOL部活動日誌
日直:永島佳奈


残暑見舞い申し上げます♡
86日のOLランチ部は中央区天神にあるカフェダイニング
『Luxe~ リュクス』でした♪



前から気になっていたので、ワクワクしながら店内に入ると、目に飛び込んできたのは・・・・!!!




壁をつたう、ブルーの水!!
涼しい!!
幻想的!!
夏、最高!
まだ席についてもないのに、もう感動!


カウンターのような席や、個室などもあり、様々なシーンで楽しめそうだなぁという印象♪
そしてそして、お楽しみのメニューですが、私は本日の定食にいたしました♪
 
 
 
その日の定食は、豚のグリルと、鶏肉のトマトソース煮込み♡
夏ならではの、冷やしそがついていたのもgooodでした♪


パスタランチもありました♪


和洋折衷のスペイン丼も!
みなさんの料理がそろったところで、毎度おなじみのカタルタ自己紹介♪

カードの裏には「つまり」「逆に」「ところで」など、お話しを広げる言葉が書かれていて 毎回自分の頭の固さ、そしてみなさんの言葉のボキャブラリーの豊富さに驚かされてしまいます♡笑

 このカタルタ自己紹介をマスターするのが、ひそかな目標です☆



そして今回のテーマは「ビアガーデン企画」!!
 
前々回のランチ会から、みんなでビアガーデンに潜入したいね!!と話題になったいたので、その計画を兼ねたテーマでした♡笑
 
 
 
お酒は飲めないけれど、あの雰囲気が好き!
飲めなくても楽しければHAPPY
 
と聞いているだけでこちらまでワクワクするようなことを話す人もいれば
 
お酒は大好き、特に焼酎が・・♡
ご飯がおいしくて、涼しくて、できれば果物があるところがいい・・

という女子力高めな意見も。

さらに、
ビアガーデンでバイトをしていて、マイスターも持ってるの♪ビールは任せて♪

と、意外な一面を発見できた人もいれば、
 
ビアガーデン今年もう3回目!ワインと焼酎大好き、よく記憶とびまーす☆
というちょっと危ういお話しも・・

お酒は強い方、おとなしいと思われがちだが、結構話します!
という素敵なカミングアウトもあったり・・

お酒大好き!消防士さんとはれます笑!
という強者もいたりと 大盛り上がりでした☆
 



日程も決まりました☆☆
そんなこんなで1時間半があっっっという間にすぎちゃいました☆
 
いろいろな職種の方などとの出会いがあり、毎回本当に刺激をうけまくっているこのOLランチ会、今では私の楽しみになっています♪
 
日頃営業をしているので、お昼はコンビニ(さみしいですね・・)や、1人でラーメンをすませたり・・なので働く女子の様々な意見交換や、情報を共感できるのは本当に貴重で楽しい時間です☆
 
ランチはいつも1人でさみしく食べてます・・
いろんな職業の人と仲良くなりたい・・
美味しいものたべてわいわいしたい・・
そんなあなたは是非!OLランチ会へ
 
次回は8月21 Ivorish(アイボリッシュ) 大名店です☆
福岡県福岡市中央区大名2-1-44

2013年8月12日月曜日

森の時間~久住山のご来光から南小国への旅~

 
こんばんは。熊本出身のおてもです。

昨日、くじゅう山をナイトハイクしました。

6月28日に出版された季刊誌「のぼろ」の特集が「くじゅうLOVE」で(←ちょっと宣伝してみました)、そこでくじゅうを撮り続けた写真家の横田信宏さんが「ご来光こそくじゅうの一番の見どころ!」と言われてたので…。

ナイトハイクに参加したのは、
福岡市、佐賀市、佐世保市から集まったメンバー8人。

生まれて初めての「ナイトハイク」。
午前2時に出発し、まず驚いたのは満天の星空☆☆☆
プラネタリウムで見るよりすごい天の川を見て感激しました♪

夜の山道はそれなりにきつかったけれど、見上げた星空の美しさに疲れも吹っ飛びました
オリオン座も見えました。冬の星座と思っていたけれど、夏のこの時間にははっきり見えるんですね♪

約2時間半歩き続け、ようやく山頂へ。
到着時間は午前4時半。
地上では、熱帯夜が続いているのに、山頂は気温12度です。
長袖を着ていても寒くて寒くて、友人が用意してくれたホッカイロが役立ちました!

そして、山頂から眺めたご来光。
この夏の大切な思い出の写真となりそうです♪

夜明け前、東の空が明るくなり始めます
満天の星空が太陽の光の中に消えていきます

そして、ついにご来光。夜から朝へ―。太陽の偉大さを感じた瞬間でした

ご来光を拝んだ後、下山したのですが、
みるみるうちに気温が上昇。さっきまでホッカイロを持っていたのが嘘みたい。。。

汗ぐっしょりになり、温泉に入り、向かった先は熊本県南小国町のカフェ「森の時間」。

トトロが出てきそうな看板です
ゆっくりとした時間と空間を演出してくれます
星空を満喫した後に、今度は森の緑に癒されるなんて、贅沢な休日です♪


屋外でも木々の間を通る風に涼しさを感じました

トマトの置物もセンスありますね!


巣箱もかわいい。蚊取り線香みたい
 

休日ランチにもってこいのシチュエーション♪

街のファストフード店と違い、スローカフェなので、オーダーから食事が出てくるまでに多少時間はかかりますが、急ぐ必要はありません。ゆっくり店内を散策すると、テントの裏側にセミの抜け殻があったり、緋色の花オオキツネノカミソリを見つけたり・・・。主のようなニワトリもいました(笑)

伊藤若冲の絵に描かれたニワトリのようです

そして、待ちに待った食事です!!


採れたて野菜がたっぷりのパスタ♪
ボリューム満点のピザ♪♪
森の空気はもちろん、食事もすっごくおいしかったです!!
山登りで消費したカロリーを軽く超えてしまうくらい、たらふく食べました♪♪♪

久しぶりに自然の恵みを体全体で感じた休日でした!
みなさんも機会があれば、くじゅうのご来光、そして「森の時間」にぜひ足を運んでくださいね♪

■森の時間

熊本県南小国町赤馬場2344
電話:0967-42-0036
定休日:4月~11月末日は水・木が定休日。
冬期12月~3月末日は土・日のみ営業。

女たちの饗宴 vol.3 - 友情とは

友情とは

2013年7月19日 Bar Ugle



 走るのだ。信じられているから走るのだ。
 間に合う、間に合わぬは問題ではないのだ。
 人の命も問題ではないのだ。
 私は、なんだか、もっと恐ろしく
 大きいもののために走っているのだ

                    (太宰治「走れメロス」)


 間に合う、間に合わないかは問題ではない。
 メロスは「友情」を証明するために走る。
 
 

 友情とは何か―。メロスにとって、自分を信じてくれる友に対し、精一杯の誠意で応えること(走ること)だった。

 「女たちの饗宴」の3回目のテーマは「友情」について。
 





 「友情」「友だち」「親友」-。
 簡単そうで、幼いころから分かっていることのようで、案外、答えのない問題について考えた。

波呂玲衣子さん
「小学校から大学までバスケットをやっていた。友だちについては、友情というより同志とか、仲間といった感じかな。いい時も、悪い時も、そばにいてくれる人。相手のことを自分のことのように考えたり、一緒に喜びも悲しみも分かち合うことができる存在」

池田三紀さん

「女性って、出産や結婚など環境が変わっていくし、その時々で考え方や価値観が変わることもある。でも、どんな状況にあっても、否定するのではなく、共存というか、認め合うことが友情だと思う。なんでも知り合っているという関係ではなく、時には何も聞かずにそばにいてくれる優しさ。そういう友だちに救われたこともある」


早田麻理子さん
「友情は、一緒に過ごした時間や積み重ねてきた経験の数ではなく、お互いの感情が合うときに生まれるのだと思う。お互いの気持ちや感情が、どれだけ深く触れ合えたのかが大事なのだと思う」


須藤美香さん

「学生のころは、友だちに相談することが苦手だったけれど、大人になったら自分の弱い面も素直に言えるようになった。以前は、友だちに対して負けたくないというライバル的なところがあったけれど、最近は友だちのハッピーを素直に心から喜べるようになった。友だちに対して、自分との境界線を感じなくなって、友だちがハッピーだと自分もハッピーになれるようになった」


阿部博美さん
「子どものころは2年おきに転校していたし、友だちに対してはつねに深入りしないようにしていた。深入りすると別れがつらいから。今、友だちはたくさんいるけれど、改めて考えると友情ってなんだろうと思う。でも、まったく連絡を取り合っていなくても、会えばいつでも自然体でいられる友だちがいる。お互いそれぞれの人生のステージを歩んでいるのに、友だちとして続いてきた、これからも続いていくんだろうな、と思える友だちがいる」


寺島みち子さん
「子育てをしている中でも、友情をどう育むかを教えることは大きいテーマ。友だちは、子どもが人間関係を築く上ですごく大事な存在だと思う」

「子どものころからの友だちも大事だけど、大人になってからの友だちも楽しい。一緒に過ごした時間が浅いとか深いというのではなく、心地よい距離感がある」


「友だちについて語り合うことなんて普段ないよね」と話しながら、友情観について語り合う女性たち

【編集メモ】

「友だちを大事に」と幼いころから大人たちに言われてきた。
そのころの「お友だち」は、クラスメートだったり、近所の友だちだったり。大人になって、友だちの意味は少し変わってきたように思う。

過ごした時間の長さや積み重ねた経験の数でははかれない何かが、大人になってからの友だちにはあるような気がする。

「友情」について語り合った約2時間の「女たちの饗宴」。ここで共有した時間は、とても深く、濃く、忘れられない時になった。


【女たちの饗宴について】

「女たちの饗宴」は、「大人の女性たちが集い、哲学的考察を共有することで人生をより深く楽しむ」ことを目的とした夜の集いです。

「饗宴(シンポシオン)」とは、ギリシアの哲学者プラトンの著書名。同書には、ギリシア時代、ワインを片手にソクラテスやプラトンなど哲学者たちが愛やエロスについて語り合った様子が生きいきと描かれています。

「女たちの饗宴」では、ギリシア哲学者たちが語り合ったように、毎月1回テーマを設定し、少人数でそれぞれの考えを語り合っています。






 

女たちの饗宴 vol.2 - 幸せとは

幸せとは

2013年6月26日 THE GARDEN


 なんだ、あれが僕たちの探している青い鳥なんだ。 僕達はずいぶん遠くまで探しに行ったけど、本当はいつもここにいたんだ(メーテルリンク「青い鳥」)



 幸せとは何か―。
 幸せとは考えることではなく、感じることなのかもしれない。
 それは、気が付かないだけで身近にあるものなのかもしれない。


 


 
 

 「女たちの饗宴」2回目のテーマは「幸せ」。
 
 きっと、「幸せとは何か」と語り合える仲間がいること、考える時間を持つこと、そのことがそのまま     
 「幸せ」につながっているのだと思う。大切な仲間と幸せについて考える贅沢な時間に感謝!




折田かおりさん
「当たり前だけど、幸福は生きているからこそ感じるもの。今、通るしか道は今しか通らない道。だから、精一杯生きたい

「うまくいくと幸せを感じるし、うまくいかなくても『そのままの自分でいい』と肯定できればいい。幸せは幸せと感じる人の心に響くことだと思うから」


古川かなえさん

 「乳がんになって、これまで以上に生きることや死ぬことを意識するようになった。ポジティブな面もネガティブな面も含めて、人生は面白い。幸せって、他人と比較して感じることではなく、自分自身で感じること。私にとっての幸せは、好きなこと。怒らないこと。そして、喜び


中山淳子さん

「幸せ=楽しい」と思う。若いころに比べて、幸せを感じるハードルは低くなったかな。今は日常の些細なことでも幸せを感じることができるようになった。その瞬間瞬間に『幸せ』って転がっているものだと思う。それを見つけることができるか、幸せとして感じられるかは、受け取るその人自身の問題

寺島みち子さん
「生きていると嫌なこと、きついこと、いっぱいあるけれど、焦ることなく、急がば回れの心持ちでいることがきっと大事。『なんとかしなきゃ』と物事に向き合っていると、できなかったときにひずみが生まれる。子育てや仕事に追われる毎日でも、どこか心に余裕を持っていると、『なんとかしなきゃ』から『なにかしたい』と自然と前向きになれる。同じところをぐるぐる回っているように見えるけれど、ちゃんと一歩一歩進んでいる

「この世に生まれてきて、生きているだけで丸儲け。幸せなことだと思う」
須藤美香さん


「幸せは一人でいると感じない。誰かと一緒にいるとき、誰かとつながっているときに幸せを感じる。幸せは、人と人との間に生まれるものだと思う

「状況は自分で変えられる。困難な局面にぶつかって、不機嫌になるのか、前向きにチャレンジしてみるのか、それは自分次第。幸せとは『選べるもの』だと思う」


阿部博美さん

「死んだら何も残らない。今、生きていることが大事なこと。生きているといろんなことがあって、ああでもない、こうでもない、と迷ってしまうけれど、今、生きているということはそれだけで素晴らしいこと。幸せなことなんだと思う」

饗宴の楽しみは何よりも真剣に語り合う時間



初対面の人同士も語り合ううちに昔からの友人のように…



外観からとてもオシャレなTHE GARDEN


【編集メモ】

「平和」だから「幸せ」とは限らない。「健康」だから「幸せ」とは限らない。
幸せを感じるのはその人自身。同じ状況でも「幸せ」と感じる人がいれば、何も感じない人もいる。幸せとは、与えられるものではなく、受け止めることなのかもしれない。

〝幸せ上手″な大人の女性たちの会話から、人生を楽しむことの素晴らしさを教えてもらった。



【女たちの饗宴について】

「女たちの饗宴」は、「大人の女性たちが集い、哲学的考察を共有することで人生をより深く楽しむ」ことを目的とした夜の集いです。

「饗宴(シンポシオン)」とは、ギリシアの哲学者プラトンの著書名。同書には、ギリシア時代、ワインを片手にソクラテスやプラトンなど哲学者たちが愛やエロスについて語り合った様子が生きいきと描かれています。

「女たちの饗宴」では、ギリシア哲学者たちが語り合ったように、毎月1回テーマを設定し、少人数でそれぞれの考えを語り合っています。


女たちの饗宴 vol.1 - 人生とは○○である

人生とは○○である

2013年5月24日 Bar Ugle


人生は一箱のマッチに似ている。
重大に扱うのはばかばかしい。
重大に扱わねば危険である。


芥川龍之介は「人生」についてこのような言葉を残している。

人生とは何か―。生きていると何度となくこうした問いにぶつかるが、それはばかばかしくも大切な問いである。人は何のために生き、そして死んでいくのか―。

大人の女性たちが集まり、哲学的考察を深めていく「女たちの饗宴」。第1回目のテーマは「人生とは○○である」。5人の女性が、自身の人生について語り合った。



 人生とは何か、と考えることは、自身のこれまでの人生を振り返ることでもある。これまでいくつもの人生の岐路に立ち、そのたびに「自身の人生」に対し向き合ってきた女性たちは、大切なことは「自分を信じてあげる力」と声をそろえる。たとえ結果が良くなくても、うまく進むことができなくても、自分を信じることから人生は続いていく。

園田京子さん
「自分が幸せかどうか、人と比較してはかっていることもあった。自分が本当にやりたいことが分からない時期もあった。でも、その時々を一生懸命にやっていたら目標が見つかった」

大事なことは、きっと『今を生きる』こと。物事を決断する瞬間瞬間が大事」

人生とは『決断すること』そして、自分の決めたことを『正解』として受け入れ、生きていくこと

阿部博美さん


人生とは『いきあたりばっちり!』。こんな心境に至るまでにはいろんなことがあったけれど、思うようにならなくて「仕方なくこうなった」と思っていると、後悔ばかり。大事なのは、今を後悔しないで生きていくこと。迷うこともあるけれど、自分の意思で選んで、今の自分がある。今の自分を肯定して生きていくことが大切だと思う」

矢動丸陽子さん



「若いころ東京で働いていたときもあったけれど、もっと自分がやりたい仕事を求め、単身ニューヨークへ渡った。辛いことも不安なこともあったけれど、いつしか『It's not the end of the world(世の中の終わりじゃない)』と思えるようになった」

人生とは、『決断』あるいは『選択』。何を決め、何を選ぶのか。この連続だと思う」


寺島みち子さん
「何もかもがうまくいかなくて、これもできない、あれもできない、と自分を責めてばかりの時もあった。でも、突き詰めて考えても解決しない問題もある。だったら、考えることをやめて行動しようと思った。一喜一憂、一進一退の日々もあった。そうしているうちに、すべてに意味があり、人生とは『出会い』『ご縁』であることが分かった。人生はだれだって初めて。明日は誰にだって初めての日。だから楽しい」

「大切なことは自分で考え、自分で決めていくこと。先が見えない不安はだれにでもあるけれど、社会の枠に自分を当てはめるのではなく、自分のことは自分自身でマネジメントすること


須藤美香さん
「学生時代は、プライドばかり高くて、一方で自分自身に劣等感もあった。自分に何が足りないのか、なんでできないのか、と挫折感を抱いていた」

人生とは『謎解き』だと思う。そのときは分からないけれど、あとから点と点は結び合ってくるもの。できなくて悩んだこと、泣いたこと、不安もコンプレックスもすべてが『今』につながっている。若いころ、暗黒期に陥っていた自分に今は『大丈夫だよ』と言ってあげたい」




自身の人生を振り返り、語り合うには美酒の力も必要♪

【編集メモ】
 
5人に共通していたのは、「自分の人生は自分で決める」といった姿勢。5人とも自立した大人の女性としての自覚と自信に満ちていた。

運命がカードを混ぜ、われわれが勝負する」(ドイツの哲学者:ショーペンハウエル)という言葉がある。どのようなカードを与えられても、勝負するのは自分たち。人生でいくつもの岐路に立ち、そのたび勝負に挑み、今の自分を超えて行こうとしている彼女たちに、刺激を受けた。








【女たちの饗宴について】

「女たちの饗宴」は、「大人の女性たちが集い、哲学的考察を共有することで人生をより深く楽しむ」ことを目的とした夜の集いです。

「饗宴(シンポシオン)」とは、ギリシアの哲学者プラトンの著書名。同書には、ギリシア時代、ワインを片手にソクラテスやプラトンなど哲学者たちが愛やエロスについて語り合った様子が生きいきと描かれています。

「女たちの饗宴」では、ギリシア哲学者たちが語り合ったように、毎月1回テーマを設定し、少人数でそれぞれの考えを語り合っています。

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